土地選び 4つのポイント

基本情報

建物だけでなく、土地選びも大切なポイントです。

後々、後悔しない為にも、急がず慌てず、土地選びは慎重にしっかりと見極めて行うことが大切です。
今回は、土地を選ぶ際に覚えておいて欲しい土地の4つのポイントをお話しします。

 

広さ

土地の広さは、建物の広さに、土地の『建ぺい率』を勘案した広さの土地が必要になってきます。

例えば、

SUUMOさんのサイトによると(2014年の情報ではありますが)、二世帯住宅の平均延べ床面積は、「57坪(188.1㎡)」とあるので、

https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_money/h0wp13844/

延床面積57坪 総二階の住宅 建ぺい率:60% 容積率:200%の場合

最低必要土地面積:(188.1÷2)÷0.6=156.75㎡

となり、最低でも156.75㎡以上の土地が必要となります。土地の形状によっては、駐車場分のスペースも加える場合もあるので、もう少し大きな土地を探すか、建物を小さくする必要がありますね。

土地の広さも重要ですが、『建ぺい率』や『容積率』も重要な要素なので、覚えておくとよいと思います。

 

土地の状態

大きく盛り上がっていたり、逆に大きく凹んでいたりする土地傾斜のある土地田んぼや池や沼地だった場所等だと、土地に対して、建物を建てやすくするために行う『切土』や『盛り土』、『土留めの設置』、『地盤改良工事』、『杭工事』などにお金が掛かってしまい、予算が膨らんでしまいます

ご自身の住まいを理想に近づける為に、出来るだけそういった所でない土地を選ぶことで、土地の整備に掛かる費用を抑えることも大切です。

 

土地の場所

隣地が、がけ(宅地造成規制法 施行令の1条2項より「地表面が水平面に 対し30度を超える角度をなす土地」)の場合、建物を「がけ」から離さなければいけなかったり擁壁を設けなければならない為、建物プランに影響が出たり、予算が膨らむ可能性があるので、注意が必要です。

 

旗竿敷地

図の様な他の土地に囲まれ、奥まった所にある土地にも注意が必要です。

というのも、車を動かすときに、親世帯や子世帯の車をいちいち動かさなければいけない煩わしさが発生する可能性が高いので、こういった土地を購入する際は、設計者と敷地レイアウトについてよくお話しされることをお勧めします。

 

まとめ

住宅は、住まい手にとって条件の良い土地の上にあってこそ、最大の快適性をもたらします。

もちろん、予算や土地の有無、果ては、良い土地に巡り合えるかどうかの運にも左右される部分があるので、どこかで折り合いをつける必要が出てきますが、折り合いをつけるにしても、不動産屋さんや設計者、施工業者の方などに相談しながら、納得できる理由を持って折り合いがつけられるようにすることをお勧めします。

また、親世帯は子世帯に、子世帯は親世帯に気を遣ってばかりで、任せっきりにしてしまうと、思わぬデメリットが生まれる可能性があるので、設計者などの依頼先と共に、お互いに相談しながら進めていくことをお勧めします。

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